社員紹介
高品質を維持する最後の砦
S.S
カム製造課 検査グループ志望動機
自動車製造の会社で検査の仕事を7年ほど経験し、自分に向いていると思っていたので、転職先も自動車関連で探していたところ、タマチ工業が地元にあることを知りました。応募するタイミングでホームページを見たところ、「加工50:検査50」と書いてあり、とても検査に力を入れている会社だと好感を抱いたのを覚えています。
入社後の印象は?
試作アイテムを数多く加工していますが、寸法の精度が厳しい製品ばかりで、図面の要求を満たすことが大変だと感じました。一方で、その厳しい要求を満たすことができる加工の技術力の高さに驚きました。入社前は「検査に力を入れている会社」という点を好ましく思っていたのですが、これだけ高い加工技術を持った会社の製品を検査する立場になるのかと思うと、急にプレッシャーを感じるようになって……。「加工50:検査50」というのは、この高い加工技術に見合った検査力をつけなくてはいけないのだと。自分も精進しなければいけないと、改めて気を引き締めました。
現在の仕事内容
ウチの部署では、出荷前の目視検査、加工後のワークの測定検査など品質にかかわる業務全般を行っています。そのなかで私は、これらの仕事すべてのバランスと優先順位を考えて、そのときにやるべき仕事を選んで進めています。
やりがい
タマチ工業は、2020年から中量産を始めます。私もその中量産に向けたプロジェクトの一員となり、今は安定した品質で体制がスタートできるように準備を進めている最中です。加工したモノを無作為に抜き取り、測定して、安定した品質のモノがつくられているかをチェックするわけです。ここを怠ると、中量産に入ったときに悪いモノを何個もつくってしまう恐れがあります。ただ、中量産といえども量産ですから品質だけを追求するわけにはいきません。加工にかかる時間とのバランスも重要です。ですから、加工の条件を何度も変えて精度確認をすることも、現段階での重要な準備のひとつとなっています。そうしたさまざまな問題を1個1個クリアして、生産に入る前の今の段階で、問題をすべてつぶしておくようにしているところです。多くの問題点を解決して中量産がスタートできたら、達成感を味わうことができると思っています。そのためにも、きちんとした仕事をしたいですね。あとは、ル・マン24時間レースなどのレースで、当社が製作した部品を載せたマシンが勝ったときは、嬉しいし、やりがいも感じます。
心がけていること
他部署と情報を共有して、納期や品質面などで問題が起こりそうなときは、早めに対処できるように考えています。また、似たようなアイテムで、以前、問題が発生した箇所は念のためチェックするなど、自分の経験からくる危険信号も見過ごさないようにしています。その分時間はかかってしまいますけれど、品質を上げるためには必要なこと。現場の人たちとコミュニケーションをとりながら、品質向上を図っていきたいです。
目標
入社当初は測定をするだけでしたけれど、検査業務全般を担当するようになってからは、課内全体の仕事の流れを把握して、優先順位を決めて業務のハンドリングができるようになりました。検査が最後の砦として品質を保証し、不適合の流出を防ぐことが今の私の目標です。
タマチ工業ってどんな会社?
設計から検査まで一貫して行っているので、図面さえあれば形にしてお客さまに納品できるのがタマチ工業の強みだと思っています。
1日のスケジュール
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7:30 出社
メール確認、1日の業務を確認、三次元測定機の点検・準備
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8:15 グループ長打ち合わせ
各Grの進捗報告、出荷品の確認
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8:30 グループ内打ち合わせ
朝から取り掛かる業務の確認、当日の業務の役割分担
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09:00 測定
三次元、形状、面粗度など
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10:00 検査表作成
客先の指示に応じた検査表を作成
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13:00 出荷検査
出荷前の目視検査
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16:00 品質グループミーティング
営業への報告、加工現場へのフィードバック